2007年12月28日金曜日

またレール破断 JR千歳線 緊急点検個所 補強工事せず

二十七日午前零時十五分ごろ、恵庭市下島松のJR千歳線島松駅-北広島駅間で、運行管理システムが異常を感知し、線路の一部が破断しているのが見つかった。JR北海道は、継ぎ目板によるレールの復旧作業を行い、約二時間二十分後に列車の運転を再開した。破断した部分は、二十三日に緊急点検を実施したばかりだったが、基準値以下だったとして、補強工事は行われていなかった。
 JR北海道によると、破断部分はレールに二二ミリのすき間が開いていた。このため運行管理システムが実際には走行していない列車を感知する「軌道短絡」が発生、信号が赤のままの状態になった。この影響で、帯広貨物駅発札幌貨物ターミナル駅行きの貨物列車(十七両編成)一本が島松駅で約二時間停車したが、旅客への影響はなかった。
 千歳線では二十一日にも線路の破断が見つかり、列車三十七本が運休、約一万五千人に影響が出た。JR北海道は、道内で同様の破断が起きる可能性のある亀裂三千二百四十六カ所の緊急点検を進めており、二十四日には千歳線と函館線で基準値を超える亀裂十七カ所の補強工事を行った。
 今回破断した亀裂も緊急点検の対象の一つで、二十三日に超音波で亀裂の長さや深さを調べたが、基準値以下だったため補強工事は実施していなかった。前回の破断個所からは千歳側に二・七キロ離れた地点だった。
 JR北海道は超音波検査で基準値以下だった亀裂が三日後に破断したことを重視。破断原因や点検方法にミスがなかったか詳しく調べている。

(北海道新聞より引用)

2007年12月22日土曜日

「価格凍結」2月末まで イオンとアークス 品目入れ替え、拡充

大手スーパーのイオンは二十日、全国メーカーの食品などの定番価格を年内、20%以上引き下げる「価格凍結宣言」を来年二月末まで延長すると発表した。原料価格高騰による食品値上げやガソリン、灯油価格の上昇で消費者の生活防衛色が強まっているためで、対象の百品目のうち、今後購買頻度が高まる六十品目を入れ替える。同社は、来年三月以降も「凍結宣言」を続けることも検討している。
 イオン北海道、マックスバリュ北海道、ジョイ(以上、札幌)のイオン系スーパーも延長する。価格凍結宣言は八月から、マヨネーズなどメーカーが値上げ表明したものを中心に百品目で実施中。今月二十五日からは、メーカーが値上げ表明したカレールーやパスタのほか、のどあめなど六十品目と、八月から実施中の四十品目を来年二月二十九日まで「凍結」する。
 同社はグループの仕入れや物流を集約したり、メーカーとの直接取引などで低価格を実現。八月からの「凍結宣言」では、従来より30-50%多く売れた商品があり、イオンの食品部門の売上高(既存店ベース)は前年同期比5%増えた。

 食品スーパー道内最大手のアークス(札幌)は二十日、食品や日用雑貨の価格を据え置く「食卓応援価宣言」を来年二月末まで再延長することを明らかにした。対象商品も大手メーカー商品(NB)を中心に十品目増の二百四十品目に拡充する。
 これまで同様、ラルズ(札幌)、福原(帯広)、ふじ(旭川)などグループ七社の百六十三店舗で実施する。アークスは九月から同企画を開始し、先に来年一月十日まで五日間の期間延長を発表したばかり。再延長でライバルのイオンの価格下げ攻勢に対抗する。

(北海道新聞より引用)

2007年12月16日日曜日

財源確保年度内めど 政府・与党WG設置へ 新幹線未着工区間

政府・与党は十四日、整備新幹線検討委員会を首相官邸で開き、北海道新幹線の新函館-札幌間など未着工区間について、本年度末までに建設に必要な財源の確保のめどをつけることを申し合わせた。安定的な財源確保策を探るため、新たに政府・与党ワーキンググループ(作業部会)を設けることでも合意し、年明けから本格的な議論を進める。
 札幌延伸と北陸(金沢-敦賀)、九州・長崎ルート(武雄温泉-長崎)の未着工三区間の整備には、約二兆円の財源が必要。総事業費のおおむね三分の一が地元負担となるため、政府・与党は「地方財政に過大な負担とならないようにするための措置」を検討することも確認した。開業と同時にJRから経営分離される並行在来線の問題も議論する。
 また、北海道新幹線の新青森-新函館などの建設着工を決めた二○○四年十二月の政府・与党の申し合わせに沿って、整備が着実に進むよう「○八年度予算において所要の事業費を確保する」ことでも合意。地元の反対がある九州新幹線・長崎ルートは「早期着工に向けた関係者の調整を促進する」ことを申し合わせた。
 自民党内には、先の参院選での惨敗を受けて「地方への配慮」を求める声のほか、次期衆院選をにらんで早期着工への道筋を示す必要があるとの意見が強まっている。先月末には、与党整備新幹線建設促進プロジェクトチーム(PT)が、着工時期や新規財源の検討などについて本年度内に政府として結論を出すよう申し入れていた。
 この日の検討委には、政府から町村信孝官房長官、額賀福志郎財務相、冬柴鉄三国土交通相ら、与党からは自民党の伊吹文明、公明党の北側一雄両幹事長や与党PTの津島雄二座長らが出席した。

(北海道新聞より引用)

2007年11月19日月曜日

陣内さんら舞台あいさつ 映画「スマイル」 苫小牧で試写会

 陣内孝則さんの監督で、弱小少年アイスホッケーチームを舞台に若手俳優の森山未来さんが演じる素人監督と少年たちの成長する物語。今年一-二月、苫小牧と札幌で延べ一万人近い市民エキストラが参加してロケが行われた。
(北海道新聞より引用)

2007年10月30日火曜日

ストーカーなど教諭2人を免職 札幌市教委

 札幌市教委は二十九日、ストーカー行為で逮捕された市立東苗穂小の和田一彦教諭(50)と、酒気帯び運転で逮捕された市立陵陽中の石原良信教諭(49)の二人を懲戒免職処分にしたと発表した。
 市教委によると、和田教諭は七月下旬から八月初旬にかけて計四回、札幌市内で市内の高校に通う女子高生(16)を待ち伏せ。カメラで撮影し、つきまとう行為などを繰り返したとして、八月二日に札幌東署に逮捕された。この女子高生の写真を約五百枚持っていた。
 一方、石原教諭は病気休職中だった昨年十二月下旬、焼酎四本(計八百ミリリットル)を飲んで乗用車を運転。清田区内の路上で、乗用車に追突。酒気帯び運転の現行犯で札幌豊平署に逮捕された。
 また、人身交通事故を起こした、市立発寒中の五十代女性教諭を減給一カ月(10%)、市立伏見中の五十代女性教諭を同三カ月(同)のそれぞれ処分にした。

(北海道新聞より引用)

2007年10月18日木曜日

札幌・丸井に小樽の味 全面改装に合わせオープン

 【小樽】二十四日に全面改装オープンする丸井今井の札幌本店地下食品フロア「マルイフーズ」に、小樽の老舗洋菓子店「あまとう」と、若鶏のから揚げで人気の「ニューなると」が出店する。
 あまとうは半世紀の歴史を持つ主力の焼き菓子「マロンコロン」と「クリームぜんざい」など八種類の商品を販売。柴田明社長は「小樽ブランドの活性化には外に出る必要がある。小樽密着を貫きながら、札幌でもあまとうさんと呼ばれるよう努力したい」と力を込める。同社は六月、小樽市富岡一に工場(約三百四十平方メートル)を新設。マロンコロンを従来の三倍の一日約三千五百個製造できるようにした。
(北海道新聞より引用)

2007年10月8日月曜日

紅白戦無料公開 8、10日に札幌ドームで

 クライマックスシリーズ(CS)第二ステージに出場するプロ野球・北海道日本ハムファイターズは八、十の両日、札幌ドーム(札幌市豊平区)で紅白戦を行う。  三日のレギュラーシーズン最終戦からCS第二ステージ開幕の十三日まで公式戦がないための調整が目的。ファンサービスも兼ね、入場無料で一般に公開される。

(北海道新聞より引用)

2007年9月25日火曜日

彼岸の仏花洋風が人気 カーネーションやトルコギキョウなど

 花き卸売りの札幌花き園芸(札幌)によると、最近人気が高いのは「スプレーマム」と呼ばれる洋風菊。枝分かれして多くの花をつけるボリューム感が好まれ、白、黄、ピンクなどがある。ピンポン球のように球状に花を咲かせる「ピンポンマム」も人気があり、担当者は「キクに見えず、全体的に洋花に近いものが好まれる」と話す。
 スプレーマムの小売価格は一本二百-二百五十円で、従来の小菊よりも五十-百円高い。はまなす花き(札幌)の担当者は「若い世代を中心に好みが多様化し、価格にもそうこだわりはない。鮮やかな色も含め、どの洋花も仏花として使われる」と言う。
 デパートやホテルなどに九店舗を展開する花の明道香風園(札幌)では、緑やオレンジ、黄色など鮮やかなカーネーションやアジサイ、ユリ科の花など、自分が好きな花や故人が好きだった花を選ぶ人が増えているという。横田収販売本部長は「洋風住宅が増え、仏壇も洋式などさまざまな形が増えているためではないか」と指摘する。

(北海道新聞より引用)

2007年9月8日土曜日

台風9号、道内で強い風雨 七飯でリンゴ落下

 札幌管区気象台によると、六日午前八時の降り始めから八日正午までの総雨量は函館市川汲で二九四ミリ、十勝管内広尾町で二七四ミリ、釧路管内白糠町で一八五ミリなど。最大瞬間風速は根室市で八日午前二時すぎに二九・三メートルを記録した。
(北海道新聞より引用)

2007年8月27日月曜日

自慢の大道芸 お見事! 道庁前でイベント

 獅子舞やひょっとこ踊りなどの大道芸のイベント「2007赤れんがアーティストパフォーマンスSHOW!!」が二十六日、札幌市中央区の道庁赤れんが庁舎前庭で行われた。さわやかな青空の下、出演者は磨いてきた熟練の芸を披露。観光客や市民らは身を乗り出し、熱い拍手を送っていた。
 大道芸人の活動の場を広め、市民らに親しんでもらおうと、道と赤れんがアーティスト・ネットワークが主催。二○○四、○五年の「パフォーマー見本市」のイベント名を改めた。
 「赤れんがアーティスト」として登録されている八十組のうち十組が出演した。新芸能集団「乱拍子」(札幌)は笛や太鼓の音に合わせて、迫力のある獅子舞を披露。獅子の大きな口で子供の頭をかじって見せるなどして、観客を沸かせた。
 市内に住む息子に会うため札幌を訪れたという奈良県の岡本章さん(73)は「レベルはそれぞれだけど、元気いっぱい。青空の下で見るのも楽しい」と話していた。
(北海道新聞より引用)

2007年8月17日金曜日

道内猛暑続く 新冠で34度 札幌33度

 南から張り出した太平洋高気圧の影響で全国的に夏空が広がった十三日、道内も各地で二日連続の真夏日となり、厳しい暑さとなった。
 札幌管区気象台によると、正午までの最高気温は日高管内新冠町三四・二度、十勝管内新得町三三・七度、札幌市三三・六度、前日に今季道内初の猛暑日を記録した十勝管内浦幌町で三二・三度など。胆振管内厚真町では午後零時十分に三二・四度と、一九七七年の観測開始以来の最高気温を更新した。
 同気象台によると、厳しい暑さは十四日まで続く見込み。高温に加え湿度も60%を超えるため、同気象台は熱中症への注意を呼びかけている。

(北海道新聞より引用)

2007年8月4日土曜日

米空母が室蘭に 10月上旬 市、受け入れ可否判断へ

 【室蘭】米海軍第七艦隊の空母キティホーク(八二、○○○トン)が十月上旬に室蘭港への寄港を計画していることが二日、分かった。六月下旬、駐札幌米国総領事から室蘭市に「艦の退役を前に、寄港したい」との意向が伝えられた。過去に米空母の道内寄港は三度あったが、いずれも小樽港だった。道内太平洋側でも補給港を確保したい狙いがあるとみられる。
 室蘭市によると、目的は友好親善。随伴艦二隻なども入港する計画とみられる。
 同市は米側から打診があったことを認めた上で、「正式な寄港要請があった後、港の安全性や荷役などへの影響、核搭載の有無などを確認し受け入れの可否を判断したい」と話している。
 キティホークは神奈川県の横須賀基地を母港としている。建造から既に四十五年以上経過しており、二〇○八年に退役する。
 米空母の過去の道内寄港は、一九九七年のインディペンデンス、二○○○年十月と○六年七月のキティホーク。
 キティホークの寄港計画に対し、室蘭市内の市民団体「憲法を守る室蘭地域ネット」の増岡敏三代表は「米軍配備の再編に室蘭が組み込まれることに危機感を覚える。市民の安全を守るためにも、市は断固入港を拒否してほしい」と話している。
(北海道新聞より引用)

2007年7月27日金曜日

厚田で増える別荘用地 「除雪、ごみ処理など行政サービスを」 石狩市、対応に苦慮

 【石狩】市が厚田区の海ぞいの傾斜地や山林十数カ所で進む別荘向けの“ミニ宅地”の開発に頭を痛めている。宅地はいずれも市街地から離れているが、ここ数年、定住者が増え、除雪やごみ処理など行政サービスの提供を求める声が出てきかねないからだ。開発に法的な規制をかけるのは難しく、市は「今の段階では居住者に市街地並みの行政サービスの受けられない場所だと理解してもらうしかない」と話す。
 厚田区で家庭菜園付きの宅地の開発・販売が始まったのは、旧厚田村時代の一九九三年ごろ。南部の聚富や望来は札幌市中心部から車で約一時間半と近く、海に面した高台から見える夕日が美しいことから、地元の不動産業者が週末に家庭菜園を楽しむ別荘用地として売り出した。
 当初は夏の別荘として利用する人がほとんどで、定住する人はごく少数だった。しかし、旧・厚田村が石狩市に合併した二年ほど前から開発がさらに進み、市によると地元や札幌の不動産会社、少なくとも七社が十数カ所を別荘用地として販売。札幌や道外から約八十人が移り住み、家やコテージなどの建築物も三百二十軒を超すという。
 これらの宅地は、国土法で自治体への宅地開発の届け出義務が生じる一ヘクタールを超えないように造成。厚田区は全域が都市計画法の区域外のため、同法の規制もなく、開発は事実上野放し状態だ。
 市が苦慮しているのは、除雪やごみ処理など行政サービスの提供をどうするか。別荘用地は市街地から離れた山林や海沿いの傾斜地にあり、ごみ収集車や消防車が通行困難な場所も多い。市は財政難で行政コストの削減に取り組んでいる時期だけに、見過ごせない問題だ。
 市によると、住民が直接市にごみの収集や除雪をするよう求めてきたことはないが、昨年十月に石狩市のごみ収集が有料になってから、開発業者からはごみの個別収集の要望があったという。市は「国道や道道、市道に面していない住宅については、ごみは公道に面したごみステーションに出してもらっている」と説明。除雪やごみの個別収集については「公道以外は行わないという情報の周知を徹底する」(建設部)と話す。
 これに対し、地元開発業者は「市にとっても定住者が増えるのは税収面で望ましいことだ。市は市道しか除雪しないというが、ある程度定住者が増えた場合は除雪やごみの収集など住民サービスを行うのは当然だ」と反発する。旧・厚田村では私道の一部も除雪をしていたという。
 また、都市計画の区域外のため、建物の耐久性や安全性についての建築確認が不要となっている点についても、市は「安全面で問題がある」としている。
 景観保護の問題に詳しい北大大学院の小林英嗣教授は「無秩序な開発を防ぐ景観法をベースにした条例で(開発を)規制することもできるが、それにはその地域に住む人たちの合意が必要だ」と話している。
(北海道新聞より引用)

2007年7月20日金曜日

「アンビシャス」元非常勤講師ら 札幌で授業再開へ 21日に説明会

 札幌や函館などで六月下旬、予備校・学習塾の「アンビシャス」が突然閉鎖した問題で、札幌校や札幌・大通校の元非常勤講師らは二十一日、独自の授業再開に向け、札幌市中央区北二西七の「かでる2・7」五階研修室で生徒や保護者対象の説明会を初めて開く。
 説明会は、午後五時十五分と同七時半からの二回。アンビシャスの閉鎖で解雇された札幌の非常勤講師三人が、今後の授業再開方針や費用の説明などを行い、保護者らとの意見交換も予定している。教科は数学や小論文、英語、社会科などになる見通し。
 札幌の二校には大学受験を目指す高校生ら約百五十人が在籍していたが、「アンビシャス」を経営するグリーン・フィールド(東京)が六月下旬に経営破たんし、授業が受けられなくなった。
 生徒の中には「アンビシャスの先生に引き続き教えてほしい」という要望もあり、説明会を開く講師の一人は「受験生にとって、夏休みはラストスパートをかける重要な時期。早期に授業を再開したい」と話す。問い合わせは講師の中村さん(電)090・2055・5338へ。

(北海道新聞より引用)

2007年7月16日月曜日

道内空港、38便欠航

台風4号の影響で十五日、道内発着の空の便やJRにも欠航やダイヤの乱れが相次いだ。
 新千歳空港では、中部国際、関西国際、仙台など、主に東海・東北地方の発着便を中心に三十一便が欠航した。
 また、旭川空港で関西国際発着の二便が欠航するなど、旭川、釧路、帯広、女満別で計七便が欠航した。
 JRは、上野-札幌を結ぶ寝台特急計五本が運休。十六日の札幌発上野行きの寝台特急カシオペアも運休を決めている。影響人員は計約六百三十人。
(北海道新聞より引用)

【広告スペース】
札幌デリヘル