2007年12月22日土曜日

「価格凍結」2月末まで イオンとアークス 品目入れ替え、拡充

大手スーパーのイオンは二十日、全国メーカーの食品などの定番価格を年内、20%以上引き下げる「価格凍結宣言」を来年二月末まで延長すると発表した。原料価格高騰による食品値上げやガソリン、灯油価格の上昇で消費者の生活防衛色が強まっているためで、対象の百品目のうち、今後購買頻度が高まる六十品目を入れ替える。同社は、来年三月以降も「凍結宣言」を続けることも検討している。
 イオン北海道、マックスバリュ北海道、ジョイ(以上、札幌)のイオン系スーパーも延長する。価格凍結宣言は八月から、マヨネーズなどメーカーが値上げ表明したものを中心に百品目で実施中。今月二十五日からは、メーカーが値上げ表明したカレールーやパスタのほか、のどあめなど六十品目と、八月から実施中の四十品目を来年二月二十九日まで「凍結」する。
 同社はグループの仕入れや物流を集約したり、メーカーとの直接取引などで低価格を実現。八月からの「凍結宣言」では、従来より30-50%多く売れた商品があり、イオンの食品部門の売上高(既存店ベース)は前年同期比5%増えた。

 食品スーパー道内最大手のアークス(札幌)は二十日、食品や日用雑貨の価格を据え置く「食卓応援価宣言」を来年二月末まで再延長することを明らかにした。対象商品も大手メーカー商品(NB)を中心に十品目増の二百四十品目に拡充する。
 これまで同様、ラルズ(札幌)、福原(帯広)、ふじ(旭川)などグループ七社の百六十三店舗で実施する。アークスは九月から同企画を開始し、先に来年一月十日まで五日間の期間延長を発表したばかり。再延長でライバルのイオンの価格下げ攻勢に対抗する。

(北海道新聞より引用)

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