【室蘭】米海軍第七艦隊の空母キティホーク(八二、○○○トン)が十月上旬に室蘭港への寄港を計画していることが二日、分かった。六月下旬、駐札幌米国総領事から室蘭市に「艦の退役を前に、寄港したい」との意向が伝えられた。過去に米空母の道内寄港は三度あったが、いずれも小樽港だった。道内太平洋側でも補給港を確保したい狙いがあるとみられる。
室蘭市によると、目的は友好親善。随伴艦二隻なども入港する計画とみられる。
同市は米側から打診があったことを認めた上で、「正式な寄港要請があった後、港の安全性や荷役などへの影響、核搭載の有無などを確認し受け入れの可否を判断したい」と話している。
キティホークは神奈川県の横須賀基地を母港としている。建造から既に四十五年以上経過しており、二〇○八年に退役する。
米空母の過去の道内寄港は、一九九七年のインディペンデンス、二○○○年十月と○六年七月のキティホーク。
キティホークの寄港計画に対し、室蘭市内の市民団体「憲法を守る室蘭地域ネット」の増岡敏三代表は「米軍配備の再編に室蘭が組み込まれることに危機感を覚える。市民の安全を守るためにも、市は断固入港を拒否してほしい」と話している。
(北海道新聞より引用)
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