花き卸売りの札幌花き園芸(札幌)によると、最近人気が高いのは「スプレーマム」と呼ばれる洋風菊。枝分かれして多くの花をつけるボリューム感が好まれ、白、黄、ピンクなどがある。ピンポン球のように球状に花を咲かせる「ピンポンマム」も人気があり、担当者は「キクに見えず、全体的に洋花に近いものが好まれる」と話す。
スプレーマムの小売価格は一本二百-二百五十円で、従来の小菊よりも五十-百円高い。はまなす花き(札幌)の担当者は「若い世代を中心に好みが多様化し、価格にもそうこだわりはない。鮮やかな色も含め、どの洋花も仏花として使われる」と言う。
デパートやホテルなどに九店舗を展開する花の明道香風園(札幌)では、緑やオレンジ、黄色など鮮やかなカーネーションやアジサイ、ユリ科の花など、自分が好きな花や故人が好きだった花を選ぶ人が増えているという。横田収販売本部長は「洋風住宅が増え、仏壇も洋式などさまざまな形が増えているためではないか」と指摘する。
(北海道新聞より引用)
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