2008年6月3日火曜日

志賀綜合食料品店 レジ袋有料化始まる 購入2割 「マイバッグ」浸透(06/03 13:32)

室蘭、登別、苫小牧でスーパー九店を展開する志賀綜合食料品店(室蘭市東町)が二日、胆振管内で初めてレジ袋を全店一斉で有料化した。店内ではマイバッグ(買い物袋)を持参する客が相次ぎ、関心の高さや効果がうかがえた。室蘭市内や近郊の他店で追随する動きもあり、同社の成果が有料化の拡大を後押ししそうだ。
 袋代は大五円、小三円。レジ袋三割減を目標に設定し、石油資源の無駄遣いや、レジ袋の製造、廃棄処理にかかる二酸化炭素の排出削減を目指す。
 室蘭市入江町の「室蘭駅前店」では、斎藤俊之店長らが午前十時の開店と同時に店頭に立ち、「本日からレジ袋が有料化となりました」と、来店した客一人一人に呼び掛け、チラシを配布した。
 レジでは店員が「レジ袋は有料ですが、お使いになりますか」と声をかけ、「マイバッグを持ってきたからいらないよ」と応じる客も。中には知らずに来店した人もいたが、代金を払い、レジ袋を購入する姿が見られ、大きな混乱はなかった。
 同社は各店で五月から店内放送やチラシでPR。徐々にマイバッグの持参率が上がってきており、初日は午後三時現在で、レジ袋を辞退した客は、全店で八割にのぼった。志賀敬二専務は「効果は想像以上。継続して、協力をお願いしていきたい」と力を込めた。
 客からは好意的な反応が多く、室蘭駅前店にマイバッグを持参した室蘭市港南町の主婦伏見静子さん(63)は「無駄をやめるのは、環境にとっても良いこと」と歓迎。イースト店で使い古しのレジ袋を持参した登別市美園町の男性会社員(56)は「できることから協力したいと思っていた。いいきっかけになる」と話した。室蘭消費者協会の手塚芳野会長は「レジ袋削減が進み、環境への配慮につながれば」と期待する。

北海道新聞より引用

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